身近になったソーラーエネルギー
以前からも太陽光を利用した発電はありましたが、東日本大震災以降、エネルギーについて考えさせられる機会が多なり、新築やリフォームを機に、屋根上のソーラー発電を取り入れるご家庭が増えたように思います。
また、2016年4月からの電力自由化により、一般家庭で電力会社を選べるようになり、郊外や山間部にメガソーラー施設を見かける機会も多くなりました。
太陽光発電は環境に優しいクリーンエネルギーとして、昔から注目を集めております。
そして、時代とともに技術も進み、近頃ではソーラーグッズがリーズナブルな価格で豊富に出回るようになりました。
ソーラーライトやソーラー携帯充電器をはじめ、他にも色々な商品に太陽光発電が利用されています。
ソーラーライト
最近ではホームセンターでも、色々な種類のものが棚に並ぶソーラーライト。
生活の中で、納屋・物置・ガレージ・門柱など、建物と離れているなどの理由で外灯を付けなかったものの、ここに照明があったら便利だな、と思う場所は意外とあるものです。
本来は、外灯を新たに設置するには配線が必要なので、照明の増設というのはおおがかりなイメージがありましたが、ソーラーライトは配線いらずで設置が簡単なうえに、最近のものは性能も非常によくなり、もちろん電気代もかからないので、気軽に取り付けることができます。
ソーラーライトの仕組みとしては、昼間、パネル部に太陽の光を浴びると、内蔵している充電池に蓄電され、夜になると明暗のセンサーがはたらいて点灯し、朝になると消灯する仕組みです。
商品によって、人感センサーで点灯するタイプ、手動のスイッチで点灯するタイプなど、いろいろあります。
また、ライトとパネルが一体となったタイプだけでなく、ソーラーパネルが別になったタイプもあります。
ソーラーパネルが別になったタイプは、パネルさえ日の当たるところに設置できれば、ライトのほうは屋内や日があまり当たらない場所に設置することも可能です。
ソーラーライトのデメリットとしては、やはりお天気の悪い日には灯りが弱いことと、蓄電池が割とすぐ消耗してしまい、意外と頻繁に部品交換が必要だったり、寿命が短い商品もあるという事です。
ソーラーライトがあると便利なシーンと、適したタイプをまとめてみました。
* ガレージ(車庫)
暗くなってから帰宅した時、逆に暗いうちに出かける時など、人感センサー付きのライトを設置すると、車のライトが点いていなくても、手元や足元が明るくて便利です。車や自転車などの盗難防止にも役立ちます。
* 物置・納屋
物置にわざわざ照明を付けることは少ないけれども、あれば懐中電灯がなくても探し物などが楽。パネルが別になったタイプをパネルは屋根上、ライトは内部に設置すれば、充電も十分にできます。
* 防犯対策
人感センサーがついたタイプを設置すれば、人が通ると反応して点灯するため、不審者を驚かせたり、家人や外を通る人に気づかせて侵入を未然に防ぐのに役立ちます。上記のガレージのほか、死角になりやすい場所、照明がなく真っ暗になりやすい場所などに設置しておくとよいでしょう。
* 庭、玄関のアプローチ
間接灯、ムードライトとして、アプローチやフェンス、植栽などを優しく照らします。光量はそれほど必要としないので、パネルとライトが一体になっていて、そのまま地面に挿し込めるスティック状のタイプが安価で便利。石やコンクリートのアプローチには、置くだけのタイプもあります。
*防災備品
懐中電灯やランタンタイプなら、災害などで停電になっても使えるので、非常持ち出し袋に1つ常備しておきたいものです。乾電池や手回し充電と併用だったり、ラジオ付きタイプなどもあります。
商品によって、センサーの角度、点灯時間、防水性、電球のタイプ、明るさ、などが千差万別なので、設置箇所に応じてスペックを見て選んでみましょう。
ソーラーライトに限らず、ソーラーシステムは今や色々な商品に利用されております。
環境に優しくてリーズナブル、また、自己完結システムですので、災害など緊急時に本領を発揮するその特性は、代表的なクリーンエネルギーとしてこれからも発展を続けていくでしょう。
大きなものから小さいものまで、便利でエコなソーラーシステムを上手に利用して、日々の生活をより楽しいものに出来たら素晴らしいですね。
by 便利さん