ステンドグラスの飾り戸
奈良市登美ヶ丘にて飾り戸2枚のご注文をいただきました。
ありがとうございました。
この度は、お施主様所有のいろいろな種類のガラスを、建具の中に飾って楽しみたいという事で、設計図もご持参でのご依頼でした。
<製作>
製材、木取り、仕口の加工、研磨を経て、枠を組立てます。
300mm角のガラスがそれぞれ5枚ずつ入る、細長い飾り戸2枚です。
建具が組み上がり、次にガラスを押さえるための木枠を作っていきます。
ガラスを出し入れするための仕組みはいろいろありますが、この度は、簡単にガラスを取り換えたいというお施主様のご指定通り、細い木枠を作り、それでガラスを留める方法を取ります。
それぞれ45度にカットした木サンを、ボンドを付けて四角い枠にしていきます。
接着部分の面積が狭く、また吸い込みの激しい木口のため、しっかりと接着するためにボンドを叩き込みます。
しっかりとボンドが乾くまで、しばらく待ちます。
綺麗に重ねると美しいですね。^^
ボンドが乾いてから、補強の木のチップを四隅に入れていきます。
チップを鋸で切り、鉋をかけて枠を仕上げます。
最後に塗装を施しまして、後は現場で建具の調整、ガラスを入れまして、納品完了です。
実際にガラスが入ると、本当に美しいですね。^^
「次はこんなガラスがほしい」というお話などもお聞きいたしまして、本当に楽しんでいらっしゃるご様子でした。
お施主様達の”楽しい”のお役に立てました事、便利屋として本当に嬉しく思います。
この度は、ありがとうございました。