ティピの建て方
野外にテントを設営するというご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
この度は、「ティピ」と呼ばれるネイティブアメリカンの移動式住居を建てさせていただきました。
この「ティピ」は、木や竹を円錐にたて掛けて縛り、そこに布やシートを張っただけという単純な構造で、頭頂部が開いているため、中で火が焚けるのが特徴です。
まずは竹を切る所からスタートです。
竹は、お施主様のお父様の竹林からいただきました。
用途に合わせて、太さを選びながら竹を切ります。
切り出した竹を適当な長さに切りそろえ、最初の起点になる3本をロープで結わえていきます。
ロープで結わえた最初の3本をみんなで起こし、そこに1本ずつ竹をたて掛けていきます。
骨組みが完成しますと、次は周りに防炎シートを張っていきます。
シートを張るために、頭頂部まで登らなければならないのですが、そのための梯子を竹で作ります。
実は、このティピを建てたのは2年ぶりでして、この度は梯子から落ちてしまいました。^^;
幸い誰にも怪我はなかったのですが、皆様にご心配をお掛けしてしまった事、本当に申し訳ありませんでした。
安全第一で次の作業に進みます。
防炎シートを頭頂部にしっかりと結び付け、側面を上から閉じていきます。
このとき頭頂部から1mぐらいは、空気孔として開けておきます。
防炎シートは長方形なので、どうしても半端が出てきます。
別のシートを使って、残りを覆っていきます。
お昼も過ぎて、蚊が出始めてきましたので、石で囲って作った炉に、早速火を入れます。
お施主様のお父様の采配で、地面に綺麗な真砂土が敷かれ、素敵な空間が出来上がってきました。
仕上げに杭とロープで、骨組みとシートをしっかりと固定していきます。
ティピが完成いたしました。
この日は畑を楽しむお仲間の方々が、芋掘りをしておられまして、お子様達もおいでになり、賑わしい1日でした。
こらから秋になり、焼きいもやキャンプなど、また楽しい季節になります。
皆様で、安全に楽しくティピを使っていただけましたら、私も喜ばしい限りです。
この度はありがとうございました。