除草シーズンのイライラ ひっつき虫
彼岸花も終わり、草花の種類もだいぶ秋らしく変わってまいりました。
ススキも綺麗な穂を一斉に付けて、秋のお月見に風情を添えます。
また、秋は今年最後の除草シーズンでもあります。
便利屋にも、暑い季節が終わり外仕事に丁度良い日和のこの時期に、伸びきったお庭の雑草の処理をされたいというご依頼が、多数寄せられます。
さて、秋といえば実りの秋ですが、果樹やお米に限らず、植物が実を付ける季節です。
事にお庭の草も例外ではなく、実をつけ種を付けるのですが、中には厄介なものもございます。
皆様もご経験があると思いますが、通称「ひっつき虫」と呼ばれる衣類にひっつく草の種が出てくるのがこの季節です。
知らないうちにひっついていて、車に乗れば車の中に、洗濯すれば他の衣類にひっついてしまって、取るのに大変な思いをいたします。
わたしも除草作業に集中しているうちに、いつの間にかひっつき虫がついてしまい、終わった後に取るのに時間を費やすことがしばしばでした。
新しいひっつき虫の取り方
除草シーズンの文字通りの悩みの種のひっつき虫ですが、先日友人に画期的な方法を教えてもらいました。
軍手で取る方法は知っていたのですが、そうではなく今回聞いた方法は身の周りの物で出来るし、なんといってもボロボロ取れてくれるので、聞いてやってみて私も「すごい!」となりました。
ひっつき虫にも色々な種類があるのですが、今回のターゲットは一番厄介だと思う「イノコヅチ」という草。
ピンク色の小さいお花が咲いて、なかなか綺麗なのですが、種はひっつきます。^^;
知らず知らずのうちに接触してしまうと、3~5個の連なった細長い種が一気に沢山ひっついてしまい、しかも薄くて小さい種なのでなかなか取りずらいというこの困った子。
ご用意いたしますのはこちら、飲んだ後の 500ml ペットボトルです。
ペットボトルの側面の平らな部分に長方形に一箇所穴を開けます。
カッターやハサミを使うのですが、手を傷付けないように気を付けてください。
準備はこれだけです。^^
ではさっそく、
このぐらいは10秒ぐらいで除去出来ました。
取り方はというと、切り開けた穴のプラスチックのエッジで、布をこそぐ感じで上から下へカリカリします。
いままで指で1個1個取っていたのが、幅の長いエッジで一気にボロボロ剥がれ落ちていきます。
では品を替えレベルが上がりまして、次は軍手です。
先日の作業でこのあり様です。
これを取ろうと思ったら、、ちょっと覚悟が必要ですよね。^^;
では、カリカリしていきます。
早い!
すぐに半分ほど綺麗になりました。
軍手は毛足が長めなので、ひっつき虫は落ちずに軍手先にどんどん集まっていく感じです。
指の先っぽまで集めたら、後は指で取った方が早かったです。
ひっつき虫除去まとめ
今回のひっつき虫除去方法は、身近にあるペットボトルを使用するので経費もかからず、手軽に出来るのが良いですね。
いろいろ試した結果、布の種類によってひっつき虫の取りやすさが違うようです。
中~厚手の比較的しっかりした毛の短い生地、綿や麻などの場合は、ペットボトルでそんなにカリカリしなくても簡単にボロボロと取れてきます。
薄い生地や、毛足の長い生地は、ちょっとコツが必要かもしれません。
薄い生地の場合は、まず力を入れ過ぎて生地を傷付けてしまわないように気を付けましょう。
それから、ペットボトルでカリカリするときに生地が動きやすいので、端を押さえるなどして動かないように固定した方が、ひっつき虫を除去しやすいです。
毛足の長い生地は、ひっつき虫が剥がれ落ちにくいので、一箇所にまとめて手で除去する方法がベストと思われます。
これからどんどん寒くなってくるので、快適に外で作業できる期間も残り少ないですが、お庭のお手入れの後の衣類や、ひっつき虫を沢山付けて帰ってきたお子さんの服など、ひっつき虫ペットボトル除去方を活用なさっていただけたらと思います。
by 便利さん☆