オーダー建具製作
生駒市にてオーダードア製作のご注文をいただきました。
ありがとうございました。
トイレバスルームへと続く、サニタリールームにドアが無いという事で、この度製作のご依頼をいただきました。
お伺いさせていただきますと、お施主様ご自身でお部屋のリフォームをされている最中というお話で、清潔感のある白を基調とした、綺麗なお部屋になっておりました。
この度は、お施主様にしっかりとしたイメージがございましたので、お預かりいたしました資料に基づいて、サニタリールームのドアを製作させていただきました。
<製作>
先ずはフラッシュという技法でドア本体を作っていきます。
ドアの骨組みを作り、シナ合板でサンドいたします。
建具製作において一番気を付けなければならない事は、ドアの反りです。
建具は、使用する木材の状態により、反りが生じる場合がございます。
木材の乾燥状態が良くないと、湿度や温度の変化によって木材は動きます。
ですから、建具に使用する木材は、しっかりと乾燥したものを選ばなければいけません。
また、木材の種類によっても、反りやすい木と反りにくい木があります。
一般的に広葉樹よりも、木目が真っ直ぐに通っている針葉樹の方が反りにくいと言えます。
それに加えて、木材を使用する方向によっても、反り易い方向とそうでない方向がございます。
建具を製作するときは、これらの事を十分に吟味考慮する事によって、より丈夫で長持する建具を作る事が出来ます。
こちらはドアのスリット加工です。
トリマを使い、両面等間隔に溝を入れていきます。
次は灯り取りの窓です。
型紙を作って位置決めし、ジグソーを使ってドアをダイヤ形にくり貫きます。
窓枠は、ドアの表面部分に少しかぶせるようにL字に作り、4辺それぞれボンドで固定いたします。
反対側はガラスの交換が出来るように、ダイヤ型の枠を作って、ガラスを入れてからガボっとはめ込みます。
レバーハンドルの加工。
レバーハンドルラッチケースを取り付けるための開口を、ドア本体に開けていきます。
塗装後の作業ですので、化粧面を傷付けないように細心の注意を払いながらの作業です。^^;
ここまで来れば後は現場取り付けです。
やはり、現場取り付けが一番ドキドキいたします。
今回もすんなりと納まりますように。^^
丁番を使いドアを吊り、ラッチ受けを取り付けます。
ラッチボルトのかかり具合を見ながら、3方戸当たりを取り付けまして、作業完了です。
何とか綺麗に収まりました。^^
オーダー家具や建具の製作は、やはり大変な充実感がございます。
この作る楽しみも、ご依頼をいただければこその事ですので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ご満足いただけましたら幸いです。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。