木製網戸の製作
奈良市高畑町にて木製の網戸のご注文をいただきました。
ありがとうございました。
この度は木製のガラス戸の並ぶ趣のある縁側に、網戸を取り付けさせていただきました。
この度は栂とい木材を使用いたします。
機械が使えるところは機械で、手作業が必要な工程は手道具で加工していきます。
下には戸車が入ります。
今回の取り付け場所は網戸用のレールや溝がなかったので、網戸を取り付けるために新たに真鍮のレールを取り付けます。
鴨居部分にはアルミのLアングルを取り付けて、網戸上サンの溝に沿わせます。
鴨居からところどころ木のヤニが染み出して固まりになっておりました。
Lアングルを取り付ける時にこのヤニが邪魔になってくるので、ノミで綺麗に取り除きます。
この度は、内側が黒色、外側が銀色というアミを張らせていただきました。
外と内とで色が違うことで、外側から内側は見えにくく、内側から外側は景色が見えやすいという作りになっているようです。
昭和に建てられた在来工法の家は、建具の開口部分が広いため風の抜けが良く、暑い夏も過ごしやすいよう工夫させています。
これからの暑い時期、虫を気にせず心地よい風を感じられたら最高ですね。^^
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。
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