扉修理
奈良市左京にてシステムキッチンの引き出しの製作修理と、丁番交換のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
扉や引き出しは毎日動かすところだけに、トラブルの多い個所です。
故障しているスライド丁番を外し、新しいものを取り付けていきます。
最近の家具扉は、このスライド丁番という丁番が主流です。
この丁番の特徴は、細かい調整がし易いという所です。
家具本体と扉との隙間、両開きの扉同士の隙間、扉同士の高さの調整が、ドライバー一つで簡単にできます。
また、キャッチ付といって、扉が閉まりきる直前から自動的に閉める力が働く構造なので、別に、ローラーキャッチやマグネットキャッチを取り付ける必要がありません。
引き出しの修理
引き出しの枠が弛んで外れかけおり、そのため底板が溝から外れ、落ちてきています。
写真で確認できるように、修理なさった跡があります。
この引き出しの材質が、度重なる修理に耐えうるものではなかったので、今回は引き出しの箱を作り替えさせていただきました。
まず、引き出しの枠になる材を作っていきます。
芯になる木材は、木目が比較的まっすぐ通っていて反りの少ない、栂という材を使いました。
底板が入るための溝加工をし、枠を組んでいきます。
小口テープを貼り、仕上げにサンドペーパーで面を取り、引き出しの前板を取り付けて完成です。
私は料理が好きなので、いろいろな場所でキッチンをおかりする機会があるのですが、やはり扉や引き出しの調子がわるいと、ストレスに感じることもあります。
それが毎日のこととなると、ストレスも相当なものではないかと想像いたします。
今回の作業で、少しでもご家族様の生活の快適さに貢献できましたら、幸いです。
この度はありがとうございました。
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