ガラスのカット作業
アンティークの窓にはめ込むガラスのカット作業です。
この度は、窓枠に合わせてアンティークの窓の寸法を切り詰めたため、
それに合わせて、ガラスも加工いたします。
ガラスを切っているところを見たことがある方は、分かると思いますが、
見ていると、ものすごく簡単に切れるように見えます。
私も初めは、「なんだ、簡単そうだな…僕でもできそう^^」
なんて思っていました。
しかし実際に自分でやってみると、やはり見るのとやるのでは違い、
コツをつかむまでは少し時間がかかりました。
僕の場合ラッキーなことに、80歳近いベテランのガラス屋さんに
直に教えてもらう事が出来たので、プロの感覚を身近で学ぶことができました。
そしてこれが、そのガラスの師匠にいただいたガラスカッターです。
宝物です。^^
無造作に、
「もうだいぶ使っとるし、これやるわ」
といただきましたが、飛び上がって喜んだことを覚えています。
職人の使い込まれた道具の放つ雰囲気には、独特のものがあります。
僕が使わせていただけるなんて、本当にありがたいです。
ガラス切りは一発勝負です。
ガラスは、表面に薄い傷を均一に付けていくことで、きれいに直線で割ることができるのですが、
力が不安定だったり線が曲がっていたりすると、ライン通りに割れずに他の所が割れてしまいます。
切る時は、一呼吸置き、集中して一気に切ります。