蜂の巣防止パネルの取り付け ◇大工の便利屋 助作

蜂の巣防止パネルの取り付け

毎年同じ軒下にハチの巣

毎年同じ場所にハチの巣が出来るので、何とかしてほしいというご相談をいただきました。

ありがとうございました。

大屋根の軒下にハチの巣のあと 軒下に蜂の巣防止パネルを取り付ける

現場を拝見させていただきますと、大屋根の軒下に取り除いたスズメバチの巣の跡がございました。

軒下は風雨もある程度避けられ、よく蜂が巣を作る場所として好むところです。

お施主様ともご相談させていただきまして、いったいどんなもので防げるのかというお話を、色々とさせていただきました。

細かな金属のネットを張るという方法も出ましたが、強度と耐久年数のことと、小さな虫や動物が入るのではないかという問題が残されました。

様々なご提案をさせていただいた中で、厚さ5mmのアルミ製の蜂の巣防止パネルを軒に斜めに取り付けるという方法が、1番良さそうだという事で、そちらでお話を進めさせていただきました。

<防護パネル取り付け>

蜂の巣防止パネルを設置するに際して、大切な事は、隙間なくピッタリと取り付けるという事です。

破風板裏に蜂の巣防止パネル取り付け

先ずは破風板が重なる軒頂点から15cm程に、垂直にパネルを設置していきます。

これは、蜂が巣を作りやすい平らな接地面と、風雨のあたらない場所をなるべくなくするためです。

破風板裏からビスで、三角形に加工したアルミ合板と補強下地をビスで留めていきます。

隙間をなくすため、先に設置部分にコーキングを塗り、設置した後も、裏からすきなまくシーリングしていきます。

蜂の巣防止パネルの下地を作る 蜂の巣防止パネル下地を取り付ける

下地を勾配に合わせて加工し、軒下に取り付けていきます。

角度が中々合わず、現物を合わせながら勾配を決めていったのですが、大屋根の軒下ですので、2連梯子で上ったり下りたりするだけで、結構な時間を取られてしまいました。

結構高いです^^;

2次元の写真だと分かりずらいですが、なかなかの高さです。^^;

風が吹くとゆれます。^^;

蜂の巣防止パネルをカット 蜂の巣防止パネル

さて、アルミ合板をカットしていきます。

アルミは柔らかいですが、一応金属ですので、金属用のチップソーを使って切断していきます。

蜂の巣防止パネルをビスで留める 蜂の巣防止パネルの隙間をシーリング

カットしたアルミ合板蜂の巣防止パネルを、ステンレスドリルビスで下地に留めていきます。

仕上げに隙間をしっかりとシーリングして、ビス頭を目立たないようタッチアップ塗装します。

蜂の巣防止パネルの設置-便利屋奈良

蜂の巣防止パネルの取り付け完了です。

アルミ製の合板パネルですので、表面の金属のつるつるした面が、蜂が巣を作りずらい環境を作り出します。

また、45度の勾配を付ける事によって水平面をなくし、風雨のあたる状況を作る事によって、さらに蜂が巣を作りにくい環境を実現しました。

この建物は軒下のすぐ下に窓があり、ハチの巣が出来てしまった時期は、蜂が飛んでいるので、うかつに窓を開けられないという状況が続いていたようです。

蜂が巣を作りやすい環境や場所というものが存在します。

毎年蜂の被害があるのであれば、その蜂が巣を作りやすい環境を替えるという事も、蜂の巣防止の一つの手立て出ではないでしょうか。

この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。