網戸の製作
木製の網戸のご注文をいただきました。
ありがとうございました。
最近の網戸はアルミサッシが主流ですが、木製の窓や網戸もなかなか、趣のあるものです。
製材、木取りして、網戸を留めるためのサンが入る溝を加工します。
縦引きの丸ノコで溝を切っていきます。
その際どうしても端が切り残ってしまうので、最後はノミでハツリます。
組立てです。
ほぞ穴、胴付きに木工用の白ボンドをつけて、組立てていきます。
ボンドを付けるための棒は、だいたいその都度ある材料で作ります。
この先端の角度や先細り具合が実はミソで、私の使いやすいちょうど良い感じになっています。^^
このノリ棒が使い易いか否かで、のり付けの作業性が全く違ってきます。
のり付けが素早く綺麗に出来れば、その分組立てもスムーズに進みます。
このようなシンプルなただの棒が重要性を持っているところに、道具というものの奥深さを感じてしまします。
網をサンで枠に留めていきます。
この度はお施主様のご要望で、青い網をつかわせていただきました。
最近とんと見なくなりましたが、なかなか素敵な色をしています。
夏は涼しげに見えるかもしれませんね。^^
網戸が窓にはまりました。
こちらは内側から。
網戸の留め具はその場で作られていただきました。
なんとなく、勾玉形です。
木製の網戸に比べると、アルミサッシの網戸のほうが軽いですし、張替えも容易です。
またメンテナンスの面でも、アルミサッシのほうが容易でしょう。
しかし、アルミサッシでは味気ないという方もおられることと思います。
お客様の需要があり、私のできることで何かお役に立つことがあり、作業させていただけるという事は、本当にありがたいことだなと思います。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。
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