床の変わり目にある見切り材の修理のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
奥のダイニングの床と手前のキッチンのクッションフロアの境目に取り付けてあるプラスチックの見切り材が、割れてしまっております。
お話をお聞きしてみますと、1度交換されたそうですが、また同じように割れてきてしまったという事でした。
調べてみますと、床下地からフローリング材の天までの高さと、このプラスチックの見切り材の高さがあっていない事と、見切り材の構造上の問題もあり、踏むたびに負荷が掛かる場所から割れてきたものと思われます。
床の水平も出ていないので、中身が空洞の構造ではどのみち耐えられないと考え、交換の見切り材は木製で準備させていただきました。
この度は、強度も粘りもあり年数を経ても趣が出てくる桧を使用し、見切り材を製作いたしました。
トリマという便利な回転系の機械で溝をしゃくり、フローリングとクッションフロアの切り口を隠すための蹴込みを作ります。
踏んでもいたくないように、鉋で自然な曲線に加工していきます。
現場取り付け。
桧の見切り材を床にビスで留め、ビス穴は木栓で隠します。
際々で引いても材料を傷付けない、アサリ無しの釘引き鋸で木栓を切断します。
見切り材は曲線ですので、鋸で直線的にカットした残りの出ている部分は鑿で削り、最後はサンドペーパーで仕上げます。
桧の見切り材。
中身が入っていないプラスチックの見切り材とは違い、中身がしっかりありますので、どこを踏んでも大丈夫です。
ちょっとの部分ですが、無垢の木の部分があると、なんだか落ち着きが出る感じもします。^^
おうちの補修、ちょっとした箇所でも、気になるところがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。