味曽樽のフタ製作 ◇奈良の便利屋 助作

味曽樽のフタ製作

味噌樽のフタの製作

味噌を作るための大きな樽のフタを作らせていただきました。

ありがとうございました。
make rite 2
私はお味噌や漬物は大好きなのですが、いただく方が専門でして、作り方はというとあまり詳しくありません。

お聞きしたところによると、お味噌、漬物類は塩分が強く、木蓋の劣化も激しいようで、樽のフタは消耗品のようです。

もちろんホームセンターで売っているプラスチックのフタにすれば、当分持つのでしょうが、やはりプラスチックでは出せない味があるようです。

どうもプラスチックのフタを使うと、菌が呼吸できないようでそれは良くないそうです。

一方杉の蓋は吸湿性や断熱性もあり、より菌たちが活動しやすい状態を自然に作ってくれるようです。

<製作>

この度は30枚という事で枚数が多かったので、冶具をつくって効率化を図りました。
make rite 5
これです。と、冶具の絵を載せてみましたが、伝わりずらいし意味が分かりにくくて申し訳ありません。

make rite 1
1枚ずつ作るのではなく、先に2mの杉板2枚を並べてサン木を4枚分打ちつけ、それを30枚分作ってから、一気に型ぬきしていきます。

この工程を可能にするための先ほどの冶具でした。

便理屋の場合、多くの冶具は1度限りの使用です。

その1度限りの製作工程の効率化のために一生懸命冶具を考案します。

ゼロから新しい物、システムを考案するわけですから、あ~でもないこ~でもないと頭フル稼働で考えるのですが、これがなかなか楽しいんです。

そして、実際うまく行ったときはとっても嬉しいですね。^^

この度も心地よく作業させていただきました。

ありがとうございました。

<修理>

こちらはフタの修理です。

make rite 5 便利屋-奈良-味噌蓋-製作
味曽のいい香りがいたします。

味噌とともに寝かされてきた、その月日の長さを感じますね。

おいしいお味噌ができますように☆

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