玄関ドア修理のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
大きな木製の玄関ドア。
長年の住宅の歪みからくる、ドア枠の変形に伴い、ドア先端部分が引っ掛かってしまう事によって、玄関ドアが重く閉まりにくくなっております。
この度はお年を召した施主様からのご相談で、力もなくなってきたので、玄関ドアをもっとスムーズにしてほしいというお話をいただき、奈良市富雄の方へお伺いさせていただきました。
今回は、ドアがドア枠を完全に押してしまっておりましたので、調整では修理不可能です。
幸い木製の玄関ドアでしたので、ドアを切り詰めて対応させていただきました。
先ずはドアクローザーを外し、蝶番を取り外してドアを下ろします。
切り詰め加工。
定規をあてがい、玄関ドアの吊元部分を切り詰めます。
ドア枠吊元側も、直線ではなく微妙に曲がついておりますので、慎重に曲がりを読みながら切り詰めます。
玄関ドア全体の切り詰めに合わせて、丁番掘り込みを深く掘り直します。
トリマーを使って深さを一定にし、鑿で仕上げていきます。
ドアを吊り直して、ドアの調子を見ます。
今回は一発では決まらず、再びドアを取り外して加工、まだ少しドアが大きいようです。^^;
何度かドアの調整をした後、ドアを吊り直し、次にストライク(ラッチ受け)を調整していきます。
玄関ドアの反りや垂れに合わせて、きちんと噛み合うようにストライクの位置をずらします。
先のビス穴を埋めることによって、元の同じ位置にストライクが呼ばれることを防ぎます。
切り詰め後の塗装。
同系色のオイルステインで、切り詰め加工後の木肌を塗装します。
ドアクローザーを取り付け直し、最後に動作確認をいたしまして、玄関ドア修理完了です。
木製ドアは、温度や湿気によって動くことがありますが、修理がききます。
重くなった建具や、ドアの引っ掛かりなど、不具合を感じたらあきらめずに、まずはご連絡ください。
お見積りは無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
この度は、便利屋助作のご利用ありがとうございました。