木製の網戸製作
奈良市古市町にて、木製の網戸を製作させていただきました。
ありがとうございました。
<製作>
現場採寸し、材の寸法を決めて、製材・木取りします。
木取りした材に、毛引きで印を付けます。
この最初の印付けがとても重要です。
この印付けの正確さが、この後のすべての作業に響いてきます。
ホゾ穴を開けて、それに合わせてホゾを加工していきます。
ホゾ穴に対してホゾは少し大きめに作り、組んだ時の強度を出します。
各部材を仕上げ、組み立て前の木殺しという作業です。
少し大きめに作ったホゾを、金槌で叩いてわざとへこませます。
これを行う事により、へこんだ木部が、ホゾ穴の中のボンドを吸って膨らみ、より密着度が増して強度が上がります。
組み立て作業。
ホゾ穴の中や胴付き部に満遍なくボンドを塗っていきます。
胴付きは、木の導管がよく水分を吸いますので、ヘラでボンドを叩き込むように使い、しっかりと塗ります。
組み立て直後に枠の歪みを調整し、乾燥、塗装に入ります。
今回は、窓から見える景色を遮らないよう、窓の構造に合わせて、中框を低い位置に作りました。
塗料が乾燥した後、同じ色で塗装した木サンを使い、網を張っていきます。
現場取り付けです。 実際に網戸をはめてみながら、上下の隙間を調整して、取り付け完了です。
桜も終わり、だいぶ暖かくなってまいりました。
そろそろ草木も成長の速度を速め、また虫たちも騒ぎだす季節です。
本格的に蚊などが出てくる前、今のうちに網戸のメンテナンス等済ませておきたいですね。^^
網戸の張り替え、製作のご相談いただいております。
お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。
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