軽バンの荷台棚製作
軽バンの荷台棚製作のご注文をいただきました。
ありがとうございました。
この度は、お弁当の配達の業務をより効率的に行いたいというご相談をいただきまして、軽バンと軽自動車併せて2台の後部荷台に、棚を製作取り付けさせていただきました。
今までは、軽バンと軽自動車それぞれの後部座席をフラットにした状態で、コンテナに入れたお弁当を平積みされていたようです。
荷台にコンテナが上下2段入るように棚を作る事によって、今までの倍の量を輸送する事が可能になります。
先ずはコンテナのサイズを測り、コンテナが効率良く収まるように、荷台の棚の寸法を決めます。
お施主様と相談しながら、実際に使いやすい高さに棚の位置を決めていきます。
<軽バン>
こちらは軽のバンの荷台。
2×4材を使用して、下地構造を作っていきます。
取り外し可能にしたいという事でしたので、棚としての強度を確保しつつ、組み立て取り外しを考えてシンプルな構造いたしました。
荷物落下防止に、上段棚に周り枠を取り付けます。
棚土台枠は、車体に6カ所のボルト留め、棚天板は、棚足枠に8カ所のボルトで留めてあります。
全て同じサイズのボルトですので、取り外しはスパナ1本で出来るようになっております。
軽バン荷台の棚板は、座席シートを倒せるように、少し長さを控えてあります。
天板の方さは、コンテナの中からお弁当を取り出すのに手が入るよう、高さに余裕をもたせて作らせていただきました。
<軽自動車>
こちらは軽自動車の後部です。
後部シートを取り外して、後部をフラットにします。
最後部にはスペアタイヤが格納されておりますので、そこにアプローチできるよう、前半分だけ板を取り付けます。
鑿で材料の加工。
シンプルな構造で強度を出せるように、材料の組み方を考えます。
木組構造は、効率的に強度を出すための先人の知恵です。
金物を使ったり、あるいはビス留めだけで固定する方法もあり、そちらの方が手間はかかりませんが、材料費がかかりごてごてする割には、構造的に弱いという事があります。
組むという事は、一つには接地面を大きくする事です。
材料同士が平面1面で接しているより、直角に交わる2面で接している方が、構造的により強固と言えます。
こちらも棚土台枠を車体に固定し、天板を載せます。
最後に天板に落下防止の木サンを取り付けて、製作完了です。
自動車の荷台や、ケータリングカーの内装製作のご相談いただいております。
材質やデザイン、仕様など、ご要望お応えいたします。
お見積りは無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。
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