イケアIKEA家具の組み立て
生駒市にてお引越しのお手伝いをさせていただきました。
ありがとうございました。
お荷物は軽バン1台分と、現地に運び込んだ家具とベットの組み立て作業をさせていただきました。
こちらはイケアIKEAのテーブルです。
足の長いタイプのテーブルです。
IKEAのビスの規格
イケアの家具に使用されているビスは、一般的なプラスビスとは規格が異なるので、組立てる時には注意が必要です。
具体的には、ビスの頭の形状が一般的なタイプとは異なるので、インパクトドライバーを使って組み立て作業をする場合は、ねじ頭を潰してしまわないよう、注意しなければなりません。
なるべく、「ポジドライブ」という規格のプラスドライバーやビットを使用したほうが空回りもしにくく、怪我の防止にもつながります。
空回りしないインパクトドライバーの使い方
インパクトドライバーを使う際、空回りしてビス頭を潰してしまうのは、1つには、ビスねじ込み方向への力が足りないからです。
ビス・インパクトは、回転してねじ込まれていくものなので、どうしても回転に気を取られがちですが、下方向(ねじ込み方向)へしっかりと力を入れておかないと、空回りしてしまいます。
もう1つは、ビスとインパクトのビットが、1直線になるように、ビスねじ込み方向に対して、まっすぐにインパクトを立てるということです。
ビスねじ込み軸と、インパクトの軸がずれていると、ねじ頭の溝とインパクトビットの先端がしっかりと密着できず、同じく空回りしてしまします。
この2点を踏まえておけば、「ポジドライブ」のドライバーがない場合でも、空回りせずにビスをねじ込むことができます。
こちらはベッドの組み立てです。
プラスドライバーの大きさ
ビス、ドライバーには「+1」「+2」「+3」という大きさの規格があります。
一般的に一番良く目にするのは、「+2」の大きさのビスです。
「+3」の大きなビスは、ベッドや大型の本棚など、大きく荷重がかかってくる家具に多く使われています。
先ほどの「ポジドライブ」は、ドライバーの先端がポジドライブでも普通のタイプでも同じ「+2」でしたら、ちょっとグラつくな、程度で済みますが、この「+1~3」が違ってくると、ビス頭の形状とドライバー先端部の大きさが合わないので、まったく作業になりません。
ですから、事前に家具に使用されているビスの大きさにあった、ドライバーやビットを準備することが大切です。
技術と道具
近頃のホームセンターは、本当に何でも置いてあります。
道具の種類も月日を追うごとに細分化され、専門の道具が増え続けています。
ある作業に特化された専門の道具というのは、応用範囲が狭くなかなか出番も少なかったりしますが、実際に使用してみると、特化されているだけあって、作業効率が格段に上がることもあります。
しかし種類が増え続ける道具を、作業に合わせてすべて準備するわけにもいきませんので、いまある道具で対処できるところは、技術やコツでカバーしていきたいものです。
道具の使用法や仕組みを正しく理解することによって、絶対に必要な道具と、そうでない道具、今ある道具でカバーできるかどうかの見極めが出来るようになりますし、作業中の怪我の防止にもつながります。
そのようにして応用力がついてくると、まったく違う分野でつながり、応用できてしまうこともあります。
例えば雨といの掃除には、お味噌汁をよそうお玉が使えます。
樋の底のカーブに、おたまのカーブがぴったりとはまります。^^
このように他分野がつながってくると、普段の何気ない生活も、また違った視点で見えてきたり、そこには、何かおもしろみや楽しみがあるように思います。
自分の好きな分野、得意な分野から広がっていって、普段の生活がより豊かに、より楽しくなっていったら、本当に素晴らしいですね。^^
この度はありがとうございました。