間仕切りドアリフォーム
間仕切り工事のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
この度は、町屋リフォーム中のお部屋の、もともと引き戸が入っていた所に、片開きドアと、壁を施工させていただきました。
ビフォア&アフターです。
<作業過程 ドア枠・間仕切り>
先ずは、ドアを取り付けるためのドア枠を決めていきます。
建ってからかなりの年数の経つ町屋ですので、構造の歪みは見て分かる程で、平行、垂直、直線などはもちろん出ていません。
ドア建具は繊細な機構ですので、とくに垂直がしっかりとれていないと、ドアが勝手に動くなど、支障が出てきます。
そのため、ドア枠の取り付けはしっかりした精度が要求されます。
ドア枠の水平、垂直、ねじれをしっかり見極めながら、構造に固定していきます。
ドア枠が決まったら、隣に壁の芯になる構造を作り、今回は5.5mmのベニヤで蓋をいたします。
<作業過程 ドア取り付け>
次にドアを取り付けます。
この度は、ダイケンさんのドアを使用いたしました。
昔ながらの町屋ですので、天井も鴨居も低くなっており、今の一般的なドアの規格では大きすぎて入りません。
そのため、町屋の鴨居の高さに合わせてドアをカットいたします。
この度のDAIKENさんのドアは、フラッシュ戸というタイプでして、中身が空洞になっています。
カットして出てきた空洞部分に補強の木芯を入れていきます。
吊元とドアを丁番で固定し、レバーハンドルを取り付けます。
最後に戸当たりを取り付けまして、施工完了です。
年数を経た住宅のリフォームは、正直一筋縄ではいきません。
長年の構造の歪みを、その都度現場合わせで修正しながら施工していくため、手間も費用も掛かってまいります。
しかし、古いものをリニューアルし、それがまた新しい空間として生まれ変わるという事は、とても有意義な事のように思います。
私共としましても、そのような現場に携わらせていただける事に喜びを感じております。
この度は便利屋助作のご利用ありがとうございました。
⇒ 〇建具の修理について
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