木製マッサージ器具
木製マッサージ棒の製作のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
既製品にはない形をお求めとの事でして、お施主様のご希望の
形を写し取り、製作させていただきました。
材料は桧です。
今回加工するマッサージ棒は細いものなので、フシがなく、
柾目の通った部分を使います。
使う部分は500mm程ですが、良い部分を取ろうと思うと、
その4~5倍程の材料が必要になってきます。
型を木材に写し、ジグソー、ディスクグラインダーで荒取りしていきます。
ある程度のところまでラインが出たら、120番のサンドペーパーを使い、
徐々に滑らかに加工していきます。
さあ、ここからが仕事です。^^;
あとは、ひたすら研磨けんま研磨です。
人の体に触れるものですので、人の手で加工したときの自然な曲面が
重要になってきます。
180番→240番→320番→400番と、徐々にサンドペーパーの
番手を細かくしていき、終わりに水拭きします。
水拭きした後に、もう一度仕上げのペーパーを掛けて完成です。
水で濡らす事により、木の表面が一度膨らみ、その時に無理な力がかかって
へこんだ部分が元に戻ったり、表面の毛羽立ち易い部分が毛羽立ってきたりします。
ここでペーパーを掛けることにより、さらに仕上がりが
美しく滑らかになります。
研磨は単純作業ですが、磨けば磨くほどにどんどん美しくなっていく様が、
ツボに入るとなかなか気持ち良いです。^^
と言っても、小さいものですが、なかなか長い道のりでした。
実際に使ってみられてのご感想もお聞きできましたら、
次に役立てられると思います。
この度はありがとうございました。
〇関連のある記事